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子どものお迎えに奮闘した経験を経て、改革プロジェクトメンバーとしてよりよい業務改善に取り組み中!

原田 真由美さん
キャデック株式会社 仮設構造設計部 橋梁チーム

宮崎工業高校インテリア科を卒業後、入社。
橋梁チームにて仮設橋の設計にあたる。
25歳で長女出産。
女性社員が少なく、産休育休制度が無かった時代だったので会社と話し合いながら勤務を続ける。
入社20年目の今、業務の効率化などに取り組むプロジェクトチームのメンバーとなり、社員のワークライフバランスのさらなる充実を目指す。
※「原田」は旧姓、本名は村屋真由美さん。

【推薦者の声】原田さんは入社以来仮設橋設計一筋20年のキャリアを活かし、橋梁チームの中心的存在となっています。日々の業務では豊富な経験と知識を活かし、顧客への対応、厳しい設計納期等、限られた時間の中で効率よく業務を処理し、仕事と子育ての両立を行っています。また、職場内で良好な人間関係を構築することを第一に考え、仕事、家庭、自分の生活の3つのバランスをうまく取りながら、業務にあたってくれています。

この会社に入社したきっかけは?

宮崎工業高校インテリア科だったので、最初はインテリア系を志しましたが、当時は地元にそういう会社は少なく、先生のアドバイスもあり、この会社を選びました。

入社して3年目くらいまでは失敗ばかりしていました。18歳から20歳くらいは怒られた想い出ばかり(笑)
土木のことを何も知らずに入ったので、すべてが初めてのことばかりでしたね。でも辞めようという選択肢はありませんでした、会社のみんなとコミュニケーションが取れていましたし、周りの環境が良かったからだと思います。
最初の頃の失敗は、コンクリート橋台に1メートル間隔で穴開けしないといけないのに、2メートル間隔で設計してしまい、現場で穴が足りなかったという大失敗。私はそれほど怒られなかったのですが、工程も遅れますし、上の方は相当謝ったと思います。

  • 1997年 宮崎工業高校インテリア科を卒業
  • 1997年 キャデック株式会社入社
  • 2005年 長女誕生、育休
  • 2006年 職場復帰

お仕事の内容を教えてください。

キャデックは仮設の橋や構造物などを設計している会社です。
私の部署は仮設構造物設計部、橋梁(きょうりょう)チームといって、道路にかかる橋が災害により壊れた場合の仮設の橋や、橋を架け替える前の仮設の橋及びその周辺の作業用構台などの設計をしています。最近では北海道での台風災害の応急対策としての仮設橋の設計を行いました。
災害の場合は特に待ったなしなので、夕方に依頼が入り、深夜まで業務が及ぶこともありますが、新聞などで仮設の橋が架かったなどの記事を見ると、この仕事のやりがいを感じます。

設計は、コンサルタント会社が計算したデータをもとに、図面を描いていきます。基本的に完成図は決まっていますが、現場によって土地の形状などが異なりますので、部品をどのように組み合わせていくかを現場によって考えます。自分が入ったころに比べて橋の業務は年々やることが細かくなっていて、覚えることがたくさんあり、後輩への指導の難しさも感じます。常に自分も勉強して、新しい知識を習得していかなければならないと思っています。

仕事と子育ての両立について

子どもは現在11歳の女の子が1人です。仕事は、基本は8時半から17時半ですが、フレックスタイム制度があり、コアタイム(出勤義務がある時間)の11時~14時以外は自由に時間を決められます。
朝子どもを病院に連れて行く時など、11時までに会社に出社すればいいので、とても助かっています。以前はコアタイムが10時~15時だったので、病院に行くと10時には間に合わなかったのですが、会社が時間を変えてくれました。

私が子どもを出産した頃は、女性社員が少なかったこともあり、産休制度が充実していませんでした。お母さんになる女性社員が増えるにつれて、周りの理解も広がっていったと思います。3人の子育てをしている先輩がいて、その方が頑張ってくれたのと、私も上司と話をして切り開いていった感じでした。

復帰後は、お迎えとの闘いでした。保育園は20時まで預かってくれたので、19時半までに会社を出てなんとか迎えに間に合っていましたが、小学生になると児童クラブも6時までしか見てもらえないので、会社と相談して、5時くらいに退社できるように協力してもらいました。今は時短勤務制度がありますが、当時は無く、会社、仲間とも相談して勤務時間を調整していました。女性として働く環境を開拓していくのは大変でしたが、会社とコミュニケーションをとって、理解しあうことが大事だと思います。「子どもがいるからこれは当然の権利だ。」ではなく、助け合う気持ちで子どもの事や、自身が病気などで困った時に社員同士が助け合う雰囲気ができている会社だと思います。

設計の仕事は変更、修正が付きもの。いざという時に頼れる方法を見つけておく

私の母は車の免許を持っていないので、私が迎えに行けない時は、夫や妹に頼んでいました。必ず一人は頼れる人を作っておかないと大変ですね。保育園も延長保育や病後児保育がある安心して預けられる保育園を選びました。夫ともお互いに家事などは無理しないようにと話し合っています。妥協も大事かなと。

仕事を辞めようと思ったことは無いのですが、子どものために辞めたほうがいいのかなと思ったことはありました。でも子どもは、私が仕事を辞めないほうがいいと思ってくれているみたいです。働く母親を自慢に思っていてくれているのかもしれませんね。母親業は大変ですが、子供は働く母親をしっかり見てくれていますね。


ーーー趣味はありますか?

室内のインテリアのことを考えたり、レイアウトをしている時が楽しいですね。几帳面というわけではないのですが、家を片付けることがストレス解消になるので、朝と寝る前、しっかり綺麗に掃除することが大好きです。家族が寝静まった夜中12時くらいにゴソゴソとレイアウトを変えたりするのが至福の時です。家族には病気と言われますが(笑)
掃除は全く苦にならないです。掃除した後の写真を撮ってルームクリップに写真をアップしたりしています。

夢はなんですか?

数年前までは、働いて娘を育てることに必死で他のことに目を向ける余裕がなかったのですが、子どもが大きくなって、やっとまわりを見られるようになってきた今、社内改革プロジェクトメンバーに入り、業務改善に取り組んでいます。
私のチームは個々のオペレーションスキルが高いものの、自動作図化が遅れており、今のままでは効率が悪く、業務時間も多くなります。作図を自動化していくことで、時間が短縮され、みんな早く帰れるようになる、その時間でみんなに好きなことをして欲しいなって思っています。品質を守りながら、減らせるものは減らして、時間の余裕を作る。そのためにはどうすればよいか、4人のプロジェクトメンバーで話し合いながら進めています。

今回、業務改革プロジェクトのメンバーとして参加する事となり、仕事と子育ての両立を含め、関わって行こうと思っています。今がそのいいタイミングかなと思います。

これから社会に参画する女性の皆さんにメッセージ

3年は我慢して頑張りましょう。
3年経つと、状況は全然違ってくるはず。人間関係も築けてきます。
やっぱりコミュニケーションが大切で、相手にも興味を持ち、そして自分のことも伝えていくことが大事だと思います。

キャデック株式会社