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女性へのあらゆる暴力の問題をより広く発信暴力のない社会をつくりたい

財津 三千代さん面談可
NPO法人 ハートスペースM 代表

宮崎市

チャレンジの概要

ドメスティック・バイオレンス(DV)被害者の相談や自立支援活動と同時に、女性に対するあらゆる暴力の問題をなくすことを目指し、法改正のための提言や若年層の暴力未然防止のための取組など幅広く活動を続けています。

  • 育った環境や周りの人達との関わりの中で、男女の対等で互いを尊重しあえる関係づくりについて強く意識する
  • 宮崎市の研修や市民活動に参加し、女性であるがゆえの差別や女性たちの抱える生きづらさを実感、仲間とのDVについての学習会を立ち上げる
  • DV被害女性と子どものためのシェルター開設(平成13年)
  • NPO法人ハートベースM設立(平成14年)

チャレンジのきっかけ

典型的な家父長制の家庭で育ち、父からの抑圧に苦しみながらも仕事を持ち、自分らしく生きることを貫き通した母親や、DVで苦しみ、追い詰められた親友との関わりを通して、どうしたら、女と男は対等な関係で互いを尊重して生きられるのかを、強く意識してきました。

結婚を機に教職員を退職、家庭に入り子育てをしている間、自分が見えず生きづらさを感じていました。そんな頃、宮崎市で開催された「女性によるまちづくり提言講座」や、男女共同参画の市民活動に参加しました。そこで、社会には女性であるがゆえの差別がまだまだ根強くあること、家庭や職場で女性たちは生き辛さを抱えていることを実感し、平成11年7月、仲間とDVについての勉強会を立ち上げました。

DV防止法が施行され、勉強会のことを新聞がとりあげると、県内各所から、DVについての相談が相次ぎ、中には「家を出たいが、いくところがない。」というクライシスコール(助けを求める電話)もありました。

これまでの取り組み

反響の大きさから、きちんと対応できる環境が必要と感じ、活動の拠点となる事務所を探し、支援の入り口といえる相談電話設置、シェルター(一時避難所)開設を実現しました。資金など苦労も多かったですが、いろんな理解者に助けられ支えられて今があります。
また、取り組んでいるのは「生存権」の問題であるため、法人化して行政と連携していくべきと捉え、NPO法人化に踏み切りました。
相談を受け始めの頃は、まだまだ学びが浅かったため、「暴力はあなたの責任ではない。社会の問題であるのだから、社会を変えていくために話を聞かせてください」ということから始めました。他県の先輩団体との連携やメンバーと学習を深め、組織づくり、体制つくりを進めていきました。
スタッフ同士が対等な人格を持つことを常に確認しつつ、お互いエンパワメント(力を引き出す)しあえる関係をつくっていくことが大切と、現在も定期的に様々な課題について話し合いをしながら成長しあえるよう取り組んでいます。


【 NPO法人 ハートスペースM 】 
ハートスペースMは、ドメスティックバイオレンス(以下DV)などの「女性への暴力」等で困難な状況にある女性のための相談・支援活動を行い、DV被害女性と子ども達のためのシェルター(一時避難所)とステップハウス(自立支援施設)を運営するNPO法人です。

DVは身体的、精神的、社会的、性的暴力等で相手の人間としての尊厳をずたずたに踏みにじり生きる力を奪う人権侵害です。
DVは被害にあっている女性ばかりでなく、暴力のある家庭で育つ子どもの心身の成長に、深く傷を残します。DV加害者や被害者自身がDV家庭で育ち、大人となった後、生きにくさや子育ての困難さを抱え、児童虐待につながる場合も多いのです。
13年4月DV防止法ができ、家庭内の暴力=DVは警察が介入する犯罪となり、少しずつ 家庭という密室から助けを求めて声を上げる女性が増えてきています。しかし、その後の支援体制はまだまだ不十分であり、子どもを抱えて被害者が自立していくのには様々な大きな壁が立塞がっています。  ハートスペースMでは1・DVは犯罪である。2・いかなる理由があろうと暴力を受けているあなたが悪いのではない。3・あなた個人の問題ではなく私達社会の問題である。という3つの視点から被害者の支援活動をしています。
★ 相談事業
専用電話 えむコール 0985-89-5243
日・月の10時~17時 
※電話相談料は無料ですが、通話料はかかります。
面接相談は随時:要予約

★ 女性と子どものための一時保護所「シェルター リ・ボーン」と「ステップハウス ローブ」の運営
自立支援に向けての支援活動
DV被害女性と子ども達が安全を実感し、安心して、心身の傷を癒し、これからの生き方をゆっくりと考える場所を提供します。自立に向けた具体的なサポート、行政や法律現場への同行サポート等を必要に応じて長期的に行なっています。被害女性が暴力から解放され、自分自身の尊厳を取り戻し、自分らしく生き直すために、被害女性の意志と選択を尊重したサポートを展開しています。

★ DV問題啓発のための講演会やワーク、講師派遣事業 会報発行などの活動をとおして、暴力のない社会つくりを目指しています。


● 新しい活動事業
【ステップハウス運営】 新しい生活を再建するステップハウス」の運営(逃げたくても逃げる先がないDV被害女性と子ども達に安全で安心して滞在して、これからの生き方を考える場所を提供し、自立に向けた具体的なサポート、行政や司法現場への同行サポート等のニーズに応じて長期的に行っている)

● 更に拡大した活動
【デートDV予防プログラムの出前講座】宮崎市内の全中学校の生徒さんに宮崎市より委託を受けて、デートDV防止プログラムの出前講座を実施

これからのビジョン

DV被害者の相談や自立支援と同時に、DV・セクハラ・レイプなど女性へのあらゆる暴力の問題をより広く県内に啓発・発信します。また女性のエンパワメント、若い世代のジェンダー教育・非暴力教育、法や制度の改正への提言活動に取り組んでいきます。

一言メッセージ

自分をあきらめないで、声を出して。仲間がきっといるはず。
差別社会の上下優劣、支配・被支配の構図に敏感になって、自分の問題から、社会の問題として取り組んでほしい。
一人一人が自分はどう生きたいかを考え、自分の生き方を選び取れる社会を一緒につくっていきましょう!

 

NPO法人 ハートスペースM
面談可

この方と直接会って、経験談やアドバイスを聞くことができます。

ご相談は男女共同参画センターまで(電話:0985-29-8544)

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