だれもが可能性は無限大!
3人の子育て経験から発達障がいは脳の学び方の違いなのだと考えるようになった。必要なのは、成長過程で理解して関わる大人が存在すること。多様性に配慮した考え方、指示の仕方、バリエーション豊かな支援などを含めた環境調整。子どもも先生も保護者もハッピーに!をモットーに、一緒に試行錯誤して学び合いたいと考えている。
発達特性のある子どもを育てる保護者のエンパワメントやサポート体制の構築も急務だと捉え、社会にサポーターを増やすため、「生活・学習サポーター養成講座」や「多様な子育て支援を知ろう!いろいろ情報フェスタ!」等、理解・啓発イベントを企画運営している。
正看護師、産業カウンセラー、アクセシビリティーリーダー2級
LSA(Learning Support Assistant)養成講座修了、ペアレントメンター養成講座修了、
厚生労働省認定 ストレスチェック実施者研修修了
宮崎県人権啓発推進事業 令和5年度生活・学習サポーター養成講座
令和5年度~現在:宮崎県教育庁特別支援教育課エリア通級拠点校による「みやざきの通級による指導」推進協議会委員
令和6年度~現在:宮崎市市民活動推進委員会委員
最初は子育てサークルからスタートしました。長男に発達特性があることがわかり悩んでいました。そこで、2011年にママ友3、4人で子育てサークル「スマイルクラブ」を結成し、市民活動センターに登録して集まるようになりました。センターでは助成金情報を教えてもらえます。初めての助成金で、映画上映会を行いました。
発達特性を抱える自分の子どもたちが理解されない状況で、甘えやわがままだと言われて理不尽に叱られていることに我慢できませんでした。子ども自身も悩んでいるのに叱責で終わるのは違うのではないかと思っていました。当時は放課後等デイサービス(放デイ)もなかったので、宮崎大学の学生さんに声をかけて、みんなで宿題をする学習教室を週1回開いていました。自分たちの子どもが中学生になってからは部活動なども始まったので、無理をせず、学習教室は終了し、その後は、都度、自分たちが必要なことを行ってきました。
ボランティアで終わらせるのはもったいないということで、2018年に4人の仲間と「一般社団法人みやざき子どもサポートリンク」を設立しました。まったくの素人なので定款作成にも苦戦し、登記まで1年かかりました。非営利とはいっても法人税がかかります。私たちもある程度黒字を出しながら税金が納められるような団体にしたいと、地固め試行錯誤しながら活動をスタートし、2024年で6年目を迎えましたが、今も収益化が課題です。
現在は不登校や発達特性についてお子さんと話す「子どもカウンセリング」、子どもの不登校や発達特性のある子どもの子育て相談等を受ける「保護者カウンセリング」、法人契約などを受けて行っています。法人契約の業務は、職場のストレスチェックや職場環境の改善、学生・保護者相談、障がい者支援や合理的配慮についてのコンサルテーションです。
また、イベントやスクールサポーター等を養成する「生活・学習サポーター養成講座」も主催しています。
発達特性のある子どもたちを理解して支援する大人を社会全体に増やす活動を継続していきたいです。
成長する中で、大人の理解者に出逢えることは親子共に精神的な支えとなり良い影響を及ぼすからです。
弊社の取り組みとしては「生活・学習サポーター養成講座」を毎年1回開催しています。
受講される方は教育・福祉・医療分野など様々で、中には小・中学校の通常学級の中で発達特性のある子どもたちを支援する、
特別支援教育支援員(市町村により呼び名は異なる)の方もいらっしゃいます。
特別支援教育支援員は基本的に各校1人の配置ですので、同じ職種の方とお話する機会が少ないということで、
支援に関する悩みの共有を目的に参加される方や、自己研鑽の場として参加される方もいらっしゃいます。
もっと、この講座の知名度をアップし支援職の方に信頼され、沢山の方に参加いただける講座に成長させたいと思っています。
発達障がいのお子さんについて、学校に一人で相談に行くのが心細いという保護者の方のサポートも行いたいと思います。例えば、私も学校にお話しに行ったことが何度もあります。うまく言葉にできず、言いたいことをうまく伝えられないまま帰っていました。説明する言葉も法律の知識も持っていなかったのです。子どもがなぜその行動をするのか、パニックのきっかけ、どのような支援が効果的か、自分たちがもっと勉強しないといけないと思い、今があります。
保育園などの先生方のサポートも必要です。保護者の障がい受容の段階には差があります。早期の療育が必要なのですが、親の立場からすると、認めてしまうと子どもの可能性を狭めてしまうのではないかという気持ちもあります。そう思わせてしまう社会の在り方が問題だとは思いますが、そのような(わが子に障がいがあることを認めたくない)気持ちになるのは事実です。先生方が気づいて早期支援につなげたいと思っても、保護者との関係悪化を懸念して言えない場合もあると聞きます。保護者の気持ちに寄り添う支援が必要な時期があります。育てにくさが虐待のリスクにもつながります。自分がしていた失敗話も伝えて、社会の在り方を変えていければと思います。
週2回はお休みにしようと決めています。好きなことをするようにしています。折り紙など、ものづくりが好きです。何も考えない時間がいいですね。自然が好きなので、海辺に行って貝殻をさがしたり裸足になって砂浜を散歩したりしています。子どもが小さいときも、時にはアイスコーヒーを買って、砂浜でぼーっと過ごしていました。
現在、長男が25歳、長女が大学4年生、一番下が高校2年生です。長男は沖縄で、頑張っています。幼い頃から絵を描くのが好きで、虫の緻密な絵などをよく描いていました。長女は鹿児島の大学に通っています。末っ子はよく夕食作りを手伝ってもらっています。子育てで自分が鍛えられたなぁと思います。これからもそれぞれの成長が楽しみです。
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