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  • 仕事と子育て、介護の両立
  • 女性が少ない分野

心が癒される空間、まちづくりを

工藤 登紀子さん面談可
株式会社ネットワークデザイン 技術士(建設・環境部門) 一級造園施工管理技士

宮崎市

チャレンジの概要

人と自然が共存できる空間、地域づくりのため、技術士など資格取得を通しての学習を深めながらチャレンジを続けています。

  • 大学で土木を学び、公園や都市空間の景観デザインなどの仕事に就こうと決める
  • 県内の土木関係の企業に就職
  • 県内女性で初の建設部門の技術士となる
  • 人と自然が共存できる空間づくりを行う
  • 退社後、親族が経営する企業に再就職。空間づくりに加え地域づくりの支援も行う

チャレンジのきっかけ

大学で土木を学ぶ中「道路や橋だけでなく、空間や緑に関わる仕事がしたい」と思っていました。4年生で計画系の研究室に入り、公園や都市空間など景観デザインの仕事に就こうと決めました。
宮崎県内の土木関係の企業に入社し、環境グループに配属。公園関係の仕事をする中で、緑に関する知識(全般の知識も含めて)が少ないと感じて、試験勉強を通じて幅広い知識を得たいと資格取得にチャレンジしました。

これまでの取り組み

これまで、風致公園の再整備計画、総合運動公園内のテニスコートや広場設計、国立公園内の遊歩道、キャンプ場の再整備計画・設計、道路の景観整備計画・設計等の様々な仕事を手がけました。

仕事を早く覚えるため、知識力、技術力をアップさせるには、常に新しい目標を持つことが大事と考え、一級造園施工管理技士の資格取得を目指して勉強を続けました。自分に甘い性格なので、自分のモチベーションを持続させることが難しかったです。

勉強を通して新たな世界が広がってくると、さらに土木技術者資格の中でも最難関と言われる建築部門の技術士に挑戦。県内女性で初の資格取得者となりました。
景観に関わる仕事をする上で、色彩の知識の必要性を感じ、カラーコーディネーターの資格を取得。公共における“色”についても勉強し、仕事に活かしています。
他に技術士 環境部門(2部門目)に挑戦し合格しています。

平成19年宮崎市景観研修(シンガポール)に参加後、市民目線で美しいみやざきづくりに関わっていこうと活動を開始。
道路の景観や公園造りの場において、使う人(地元)と造る人(行政)の間で活発な議論が生まれるよう進行役・ワークショップなどのファシリテーターも務めました。

また個人的な活動として、日本全国スギダラケ倶楽部の会員として、宮崎の各地で開催されるイベントのお手伝いや、スギの価値(良さ)を再認識しよう!と活動しています。

その後、親族の経営する会社に転職。空間・地域づくり関連のコンサルタント業務の仕事をしています。自ら営業活動をすることも。周囲の応援もあり子育てと仕事の両立を続けています。

平成27年11月に、所属しているNPO法人みやざき技術士の会主催の「みやざき女性技術者交流会」が行われました。土木、建築、造園など女性が少ない職場で働いている女性技術者が集まり、講演、参加者同士の意見交換会、懇親会を開催。女性技術者が結婚、出産を経て仕事と子育てを両立していくことの難しさなどが語られました。
これからも県内で働く女性技術者のネットワークを広げるために、運営スタッフとして「みやざき女性技術者交流会」に関わっていきたいと思っています。

これからのビジョン

これからもできるだけ多くの人とかかわりながら、空間づくり、地域づくりのお手伝いをしていきたい。なによりも、まずは自分が楽しみながら仕事をしていきたい。

一言メッセージ

自分の殻から一歩外に出ると、とても大きな世界が広がっています。 外とのかかわりを持ちながら、今自分のやっていることを見つめなおすことはとても大切だと思います。その中で、楽しく、チャレンジし続けていけるといいですね!

加入団体:NPO法人みやざき技術士の会 日南海岸地域シーニックバイウェイ推進協議会(事務局)

株式会社ネットワークデザイン
面談可

この方と直接会って、経験談やアドバイスを聞くことができます。

ご相談は男女共同参画センターまで(電話:0985-29-8544)

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