人を認めて尊重する社会に!
坂元 真弓さん面談可高校卒業後、紳士服製造工場にて現場から総務管理まで幅広く担当。長年勤めた会社が倒産となり、総務管理の立場として、残務整理を経験。一旦は夫婦共に無職となった。その後吉田産業株式会社に入社。総務人事部の仕事に打ち込む。
前職の会社が倒産したとき、現在の会社社長からお誘いを受けました。
以前、日南市の企業交流会の研修でここに来たことがあり吉田社長にお会いしました。その一度しか面識はなかったのですが、倒産時にSNSのメッセージで労いの言葉をいただきました。初めての木材製造業で自信はなかったのですが、吉田社長に必要だと言われ決心しました。
総務人事部はとにかく「人財」を大事にすることが一番です。今勤めている従業員に認めてもらえるよう、職場環境の改善に努めてきました。管理者や従業員の声を聞き、求められるものを満足できる形で提供できるよう努力しています。私が入社した頃は退職者が多いという課題がありました。入社してまず、どういうことが問題なのか、役職者面談をして、原因を探り福利厚生や待遇などを少しずつ変えてきました。職場環境は少しずつ良くなってきたと思います。現在は離職者が減り、月に数名中途入社があるほどです。
手当は全体を見直して充実させました。基本給の他に食事手当(※現在は基本給に組み入れ)を出し、住宅手当も住宅ローンを持っている人、賃貸住宅の人だけでなくローンを完済した持ち家の方や実家暮らしの方にも拡大しています。福利厚生もバラエティに富んでいます。植樹祭、子ども参観日、夏はバーベキュー、ランチデーには会社にキッチンカーを呼んで楽しんでもらっています。キッチンカーはアイスクリーム、うどんやラーメン、ハンバーガーなど、従業員のリクエストに応えられるよう実施しています。
会社をオープンにするのも、入社以来、取り組んできたことです。当初の方針は、当社が小売りではなく全国のハウスメーカーさんが取引き相手なので、地域の人に知ってもらわなくても問題ないというものでした。しかし、いざ人材確保のために募集をかけても人が集まらない。それはなぜかというと、地域に会社を知られていないからでした。そこで会社をオープンにする方針となりました。オープンにするからには、会社のいいところをまとめることが必要でした。どんな会社なのかを知ってもらうために、CMを作り、年末年始や会社説明会などでも流しています。
従業員にも社長にも満足いただける仕事ができるよう日々努力しています。
前職の上司が厳しい方で、どんどん外に出されました。男性が多い会議に役職がなくても参加して、様々な会社の方とお会いしてきました。いろんなつながりができて、ありがたかったです。
2022年度に、日南市企業連携協議会に立ち上げと同時に加入しました。日南市内の企業の方と合同入社式、学校教員向けのバスツアー、生徒との学校座談会などを実施しています。
今は様々な学校から依頼を受けるようになりました。また、他市からの講演依頼もあります。
夫は前も同じ会社で、今も当社に勤めています。私は朝早くから夜遅くまで働いていて、夫が先に帰って夕食を作ってくれ、帰ったら「いただきます」という生活です。食費をやりくりしてくれるのも夫です。私たち家族の間ではごく普通のことです。家族がそれぞれ楽しく生活できるのがいいですね。
一番の楽しみは、高知にいる孫に会う事です。今はその子のために働いているなぁと思います。夫と二人で高知にいる孫に会いに行ったり、行きたい場所をピックアップして旅行やドライブをしたり、プライベートも充実しています。
社会には色々な人がいます。その一人ひとりが自分の人生を一生懸命生きています。自分が認められることも大切ですが、人を認めて、尊重することが社会に参画する為に必要なことではないかと考えています。一緒に頑張りましょう。
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