大学で中国語を専攻し、卒業後、東京の電子部品会社に入社しました。中国・台湾の顧客担当の営業アシスタントとして勤務した後、商社へ転職し、中国からの調達と代理店営業を兼務で担当しました。
結婚と同時に仕事を辞めて専業主婦を５年ぐらいしていたのですが、家族の事情で宮崎にUターンして来ました。Uターンし、両親から子育てのサポートを得ることができ、そのおかげで障がいのある子どものケアをしつつ、仕事ができる環境が整いました。新しい会社というのに魅力を感じ、いろんなことができる会社なのかなという期待を持って今の会社に応募しました。

• 2010年12月 ソーラーフロンティアに派遣社員として就業
• 2012年1月　同社に正社員として入社

派遣社員として、環境安全室という部門で、工場内のパトロールや法的な届出の提出など、安全関係の仕事をしていました。ありがたいことに、派遣社員の時から研修等、社員と変わらない扱いをしていただいていました。正社員になってからも引き続き環境安全室で働き、2017年に今のグループに異動し、調達業務を担当することとなりました。
今は語学力を生かして海外顧客とやりとりを行っています。大学で中国語を専攻し、以前の会社では英語も中国語も使っていましたが、宮崎では語学力を生かす仕事は数少ないものでした。そんな中、これまでは調達業務を東京の本社で行っていたのですが、より早く新しい部材を工場に適応するという動きを加速するために、その機能を工場に持って来ることになりました。語学力を生かせる業務ということで、偶然でしたが、お声が掛かって嬉しかったです。ただ、12年のブランクがあるので、ビジネスレベルの会話については四苦八苦しています。

子どもは小学６年生と４年生の男の子です。次男に障がいがあり、以前は「フルタイムで働くなんて無理」と仕事をあきらめていました。今のように働ける状態がいつまで続くか正直分かりません。だからこそ当たり前に働けることがありがたいと感じます。仕事に打ち込めるのは、周囲の手助けのおかげ、と感じています。育児には、同居する両親の心強いサポートがあります。夕食は、元調理師の母が作ってくれています。両親と子どもと、四半期に1回ぐらいはどこか近場でいいから泊まりに行って非日常を楽しむようにしています。
必要に応じて休日には家で語学の勉強をします。子どもには自分の後ろ姿を見て何か感じてくれればそれでよいかなと思います。子どもが中学になったら部活動も始まります。さらに忙しくなりますが、会社の両立支援制度を活用し、子どもと一緒に過ごす時間を大切にしていきたいと思います。

歌うことが好きです。子どもたちと一緒にカラオケに行きます。これまでは会社の飲み会だと、中国語の歌を歌うと浮いてしまうので、歌えなかったのですが（笑）。中国の歌の歌詞が好きで、子どもの前で歌ったり、調達グループに入ってからは同じ部署に中国の方もいるので、一緒に歌ったりしています。
調達機能が移管したこの一年半で他の同僚も中国によく出張に行くようになりました。その同僚も何回か中国へ行くと好きになってくるみたいで言葉を覚えて、片言の中国語でしゃべったり、食べ物の話をしたり、中国ファンが増えつつあります。

人生七転び八起きです（笑）。自分でコントロールできないこともたくさん起こります。転んだ時にはケガをしますが、いつかその傷跡が自分の強みになります。
強みにするには、物事に対して１つだけの見方だけではなく、別の角度からの見方ができるようにし、前向きにとらえて考える癖をつけるとよいと思います。