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幼稚園の先生から金属加工の世界へチャレンジ。女性では珍しいチタン溶接技能者を取得!

甲斐 友美さん
森山工業株式会社

短大卒業後、幼稚園教員を経て金属加工という未経験の分野に飛び込む。ポリテクセンターで基本を学び、チタン、ニッケルなどの特殊金属加工で高い技術を誇る森山工業に入社。入社6年目の2016年に難関のチタン溶接試験に合格。女性ではめずらしいチタン溶接技術者として活躍中。

森山社長コメント「溶接という仕事を楽しみながら、さらに技量を高める向上心を持って取り組む姿勢は他の従業員にも大きな影響を与えています。周りの人への配慮や気遣いは、より良いチームワークを築くためにも無くてはならない存在です。」

入社したきっかけを教えてください。

短大卒業後は幼稚園の先生をしました。子ども達と接するのは大好きなのですが、働き方が自分に合ってないかなと感じたため2年で退職。しばらく実家の農業を手伝ったのち、新しい仕事を学ぼうとポリテクセンター(職業訓練校)へ。事務や電気設備、金属加工などのコースがある中、もともとじっとしている事が好きではなかったこともあり、なぜか金属加工を選びました。父親が1番ビックリしていましたね(笑)軽く反対もされました。

生徒18人のうち女性は私1人でした。溶接は溶接棒とトーチを同時に持って作業するのですが、最初は先生が片方持ってくれたりして徐々に慣れることが出来ました。慣れてくるととても溶接の仕事が楽しくなり、「ステンレス溶接」と「半自動溶接」の資格も取得しました。

この会社を選んだきっかけは、最初、チタンやニッケルなどの特殊金属加工ということでハードルが高いかなと思っていたのですが、面接の時に社長や社員の方々が皆さん明るく、雰囲気が和やかだったので入社させてもらいました。現在入社7年目になりますが、溶接に集中していると1日があっという間で、毎日が楽しいです!

  • 2007年 短大卒業後、幼稚園教諭に
  • 2009年 幼稚園を退職
  • 2010年 ポリテクセンター延岡で6ヶ月間、金属加工を学ぶ
  • 2010年 森山工業(株)入社
  • 2016年 チタン溶接試験に合格、女性では珍しいチタン溶接技術者となる

お仕事の内容を教えてください。

去年、難関と言われたチタンの溶接試験に合格することが出来ました。試験の時は緊張で手の震えが止まらず、絶対落ちたって思ったのですが奇跡的に合格、今はチタン溶接とレーザー溶接を主に行っています。そのほか鋼構造物の完成検査に必要な非破壊検査資格も取得しました。
国内や海外の大手企業で使う大規模な設備の一部分を担当することが多いので、その全体像を見たことはまだないのですが、いつか見てみたいですね。今は「電槽枠」という部品を作っています。「電槽枠」の仕事は小さな板から少しずつはじめて、最近は3メートルくらいある大きな板を磨いたり焼いたり網をつけたりという作業をしています。チタンの部品は、大きさによっては1人で運ぶことができないので男性に手伝ってもらいますが、以前よりは自分で運べるようになり、この会社に来てさらに体力がついたなって思いますね(笑)


~社内の人間関係はいかがですか。

職人さんの世界は厳しいかなって思っていたのですが、とっても雰囲気がよく何の問題もないです。皆さん、仕事の話もプライベートな話もいろいろと情報交換出来て楽しいです。

趣味やストレス解消法などありますか?

学生時代は剣道(3段)でしたが、今はボウリングにハマっています。この会社に入ったと同時くらいにボウリングに通いだし、今では試合に出たりもしますね。仕事帰りに1人でボウリング場へ行き、10ゲームくらい投げたりすることもありますよ。自己ベストは3年前の「252」です。

夢はなんですか?

いま1名女性の後輩が入りましたが、やはり男性が多い職種なので、もっと女性の技術者が増えてくれると嬉しいですね。
完成品を出荷する時の包装なども、女性のほうが丁寧に梱包したりするので女性ならではの気遣いも出来ると思います。

これから社会に参画する女性の皆さんにメッセージ

今は、自分のやりたいことを男女問わずに出来る時代なので、なんでもチャレンジしてみてください。
やれば出来る!

森山工業株式会社

1945年創業。1962年に初めてチタンの溶接を手掛けて以来、ニッケル、アルミニウム、ジルコニウム、タンタル、スーパーステンレス、二相ステンレス等、特殊金属の溶接加工に特化してきました。時代の変化に応じて技術を研鑚し、設備を導入することで、お客様のニーズにお応えできる体制を整えています。
ものづくりの世界での女性活躍を応援していきたいと思っています。