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在宅勤務制度も活用。後輩の手本になれるような働き方をしていきたい。

髙森 裕子さん
ソーラーフロンティア株式会社 国富工場 業務部 生産システムグループ

大学卒業後、東京のシステムコンサルティング会社に入社。プログラマ、SEとして自動車メーカーのシステム構築に従事。
7年目に家庭の事情で宮崎にUターン。前身のプラズマディスプレイを経て、ソーラーフロンティアへ入社。2人の男の子を育てながらチームリーダーとしてシステム技術者としてシステム開発、運用に携わる。

この会社に入社したきっかけは?

新しいものを生み出す仕事に興味があり、大学卒業後、東京にあるシステム開発のコンサルタント会社に就職しました。社員が約2000人、同期だけでも50人強という規模の大きな会社で、上司や先輩にも恵まれ、仕事も楽しく、色々と学びました。
商社や自動車メーカーに出向し、システム構築のプロジェクトに参加することが多く、忙しかったですが、やりがいも大きかったです。

6年目に入った時、宮崎に住む母が病気になり、3姉妹全員が東京にいたので、母のそばにいてあげたいと思い、「宮崎県Uターン就職説明会」に参加し、転職先を探しました。
3社内定をいただいた中から、日立プラズマディスプレイ株式会社に就職を決めました。
Uターンして宮崎に戻ってからは、実家の近くに住んでいましたが、やっぱり宮崎は落ち着くなぁと感じました。
東京のような刺激はありませんが、のんびりした暮らしができるのがいいですね。

日立プラズマディスプレイ退職後、ソーラーフロンティア株式会社に入社。両社共にシステム関係の業務を担当しています。

  • 2001年  立命館大学卒業
  • 2001年  東京のシステム開発会社入社
  • 2006年  日立プラズマディスプレイ株式会社入社
  • 2008年  結婚
  • 2010年   長男誕生
  • 2011年  同退職
  • 2011年  ソーラーフロンティア株式会社入社
  • 2014年  次男誕生

お仕事の内容を教えてください。

ソーラーパネルを生産する工場のシステム開発、運用保守に携わっています。東京のシステム会社では、顧客が要望するシステムを提案したり、プログラムを作る開発側の立場でしたが、
現在は立場が逆で、生産現場からの要件をとりまとめ、開発を外部に依頼する側です。作る側の気持ちや、より良いシステムを構築するための進め方がわかるという点で、以前の職が生かされています。

昨年末まで所属していたチームは6名。システム運用のチームリーダーとして全体のスケジュール管理や新技術の導入検討、後輩への技術指導などを行っていました。現在は、システム開発チームに移り、サブリーダーとして業務を行っています。覚えなければならない知識や技術もたくさんありますが、子育てと両立するために、効率的に仕事をすることが大事だと実感しています。
男性が多い職場ですが、男女関係なく、お互いに信頼しあって仕事を行うことができており、とても働きやすいです。

仕事と子育ての両立について

自宅にいながら仕事が出来る、「在宅勤務制度」が昨年から導入されたので、活用しています。
パソコンとインターネットがあれば、自宅でも資料作成などの仕事は十分できますし、通常だったら有休を取るしかない子どもの通院や学校行事などの際も、この制度を使えば通勤時間を有効利用して行くことができます。

仕事と家庭を両立するためには、すごく有り難い制度なので、今後は子育て中の方が積極的に利用できるよう、良い事例となればいいなと思っています。
また、私は利用しませんでしたが、子どもが小さいうちは短時間勤務制度(一日当たり最大2時間)も活用できます。

ーー家事の分担はいかがですか?

掃除や洗濯など、夫が積極的に協力してくれます。朝も私が先に出勤するので夫が保育園への送り迎えもしてくれます。とても助かっていますね。


ーー趣味やストレス解消法はありますか?

以前、テニスをしていたのですが、子どもが生まれてからはやっていないです。
子どもがテニスを始めたので、将来は家族で楽しめるといいですね。
最近は写真や動画を加工して、サプライズムービーを作ることが好きです。人に喜んでもらえると、こちらも嬉しい気分になれます。
今は、どうしても子ども優先の生活なので、なかなか自分のための時間をとれませんが、少しずつ余裕を作って、家族との時間、自分の時間を充実させていきたいです。

夢はなんですか?

後輩や働く女性の見本になれたら嬉しいですね。
女性の立場に甘えることなく、対等に意見を述べ、対等に仕事をしていきたいと思っています。

「高森さんがああやってきたから自分もこうすればいいんだ。」
と自分の行動から学び取ってもらえるような人になりたいです。

女性や若い世代の活躍を促進する社会の風潮もあってか、リーダーとしての役割を担うことも多くなりました。
自分だけがスキルアップしていくのではなく、みんなの力を引き上げ、職場全体をよくしていきたいです。
みんなの力を結集して何かを作り上げていく、ということを最近したいと思うようになりました。

これから社会に参画する女性の皆さんにメッセージ

好きなこと・楽しいと思うことをやるのが一番です。
自分がやりたい仕事、いきいきできる仕事を見つけて身を投じるのが大事だと思います。

そして、たとえ理想と違う環境に置かれた時でも、自分で改善できることはたくさんあるはずです。
自分の意見をしっかり持って、自分のやりたい方向に変えていく努力も必要だと思います。

「できなかったらどうしよう」と後向きになるのではなく、常に前向きでいたいです。
性別は関係なくみんなもそうであってほしいし、そのためにみんなでサポートし合っていきたいと思います。

ソーラーフロンティア株式会社 国富工場

世界最大級の生産工場。日本の技術で世界に挑戦。
独自の技術で開発したCIS薄膜太陽電池を世界最大規模で生産、販売しています。
親社会である昭和シェル石油が100年以上にわたって蓄積したエネルギー産業に関する知見と、35年以上の研究開発の歴史をもって、「メイド・イン・ジャパン」の高性能かつ高品質の製品を実現しています。
イノべーション、プロフェッショナル、チャレンジを全社員の共通認識とし、CIS薄膜太陽電池による「独自の価値創造」を通じて、誰もが安心して容易に手にできる太陽光発電ソリューションを世界中のお客様にお届けしています。
また、女性社員の活躍推進や働きやすい職場づくりとして育児休業や短時間勤務、在宅勤務の導入、水曜日の定時退社に取り組んでおり、育児休業取得者からの復職率は100%です。