• 資格を生かして働く
  • 女性が少ない分野

土木の力で人と人、人と自然が共存できる社会を目指したい。

岡田 久美子さん面談可
旭建設株式会社 工事部(アセットマネジメント部門長)

大学卒業、大学院修了後、技術職として土木・環境を学びながら、旭建設(株)に入社。
何歳になっても常に学ぶ・考える精神で資格取得にもチャレンジし、技術士補、コンクリート診断士を取得。工事部では、施工管理業務に従事しながら、VE(価値工学)提案部隊の担当、BCP(事業継続計画)管理責任者、技術部門の課長を経験。補修・補強を専門とするアセットマネジメント部門の部門長に就任し現場管理や部下の教育・指導を行っている。社内初の管理職の女性技術者として現場で活躍中。

この会社に入社したきっかけを教えてください。

前職も大きく言うと土木関係でした。最初は県内の土木コンサルタントの会社で、設計して図面を描いたりする仕事でした。
一旦、前の会社を辞めてから農学を勉強して県外の植物や動物の調査をする会社に就職しました。その後、宮崎にUターンし、改めて土木の仕事に就きたいと思い、地元の日向市にある今の会社に入りました。
土木の仕事の魅力は、社会の基礎、道路を造ったり補修をしたり、日々、皆さんのお役に立てていることではないかと思います。社会に役立っているという思いを感じながら仕事ができるのは、いいと思います。

  • 1998年3月 宮崎大学工学部土木環境工学科卒業
  • 2004年3月 宮崎大学大学院農学研究科農林生産学専攻修了
  • 2011年9月 旭建設(株)に入社、工事部に配属

大学院で農学を学ばれているのですね。

工学から農学に入ったのは、昔の土木というと、自然を破壊して、山を崩したりして、地球に対して悪いことをしているというイメージがありました。ちょうど私が学生になったころから、地球環境を守りながら土木、インフラ整備をしていきましょうという流れが始まりました。生き物との共生、人も自然もどちらともwin-winになるような関係ができるといいという思いがあったので、生物のことを勉強したいと思い、農学部に入りました。
直接的にこの学びが活かされる場面がどれほどあるかは分かりませんが、現場に出たときに、そこにいる生き物や生えている植物に気が回るということはあると思います。

お仕事の内容を教えてください。

簡単に言うと、工事現場の監督です。実際に工事をするわけではないのですが、現場の安全管理や、工期内に工事が完了できるかの工程管理、手順通りにやっているかといった施工管理、マネジメント全般をやる仕事です。県内全域を対象としているので、昨年1年間は、串間市、最近は、延岡市で仕事をしていました。橋、トンネル、などの補修工事が主です。
1回の工事期間は短くて3カ月、長くて1年くらいです。その間の住まいは、県北でしたら通いますし、串間なら民宿に宿泊したり、宮崎市内ならマンスリーマンションを借りたりしています。県内なので、自宅にも時々帰ります。串間の現場のときは、海が近かったので、夕方、砂浜を散歩することもありました。いろんなところに行けるのは楽しいですね。

土木の現場での、女性の働き方はいかがですか?

まだ土木職の女性は少ないですね。でも、建設業でも女性を増やしていこうという流れがあるので、ハード面では恵まれているなと思います。特に国土交通省や県関連の仕事をすると、それを感じます。市町村にも広がっていくといいと思います。
以前は、現場にはほとんど女性がいないという前提なので、トイレが一つということもありました。それが男女別になって、より快適にきれいに広くなりました。また、現場に女性がいて、休憩所を別に設けたりすると、創意工夫されていると事業所の評価が上がるようになりました。女性もだんだん増えているので、周りも慣れてきたというのもありますね。

これから社会に参画される女性の皆さんへのメッセージ

今はどんどん女性が増えてきて、これから、男女という区別はより小さくなり、一人ひとりがどうであるかがより注目されると思います。まずは目標や憧れの人を持ち、社会で過ごす中で、それぞれ個人が目指す人物になることが大切だと思います。

旭建設株式会社

会社のキャッチフレーズは「地域良し! 発注者良し! 企業良し! 未来も良し! 笑顔で四方良しの日本一を目指す!」です。長年、建設業は3Kのイメージが強い仕事の代名詞でした。若手の技術者もなかなか増えず、国を挙げて若い人材を取り込めるような法整備・環境整備を行っています。「キツイ・キタナイ・キケン」の3Kから、「かっこいい!感動する!稼げる!」の3Kを目指す企業として邁進致します!

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